倉吉市議会 2021-09-15
令和 3年第7回定例会(第6号 9月15日)
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
伊藤正三君) 御
異議なしと認めます。よって、
質疑を終結いたしました。
次に、
総務建設常任委員会委員長の
報告に対する
質疑を求めます。
○13番(
山口博敬君) 私は、
陳情第8号
沖縄戦戦没者の
遺骨等を云々かんぬんという
陳情について質問をさせていただきたい。この件につきましては私も少なからず関心がありまして、今回も
委員会で、それぞれ
委員さんおられてですね、どういう
意見が発せられたのか、そのことをこの際でございますので、知りたいということでございますので、よろしく
お願いをいたします。
○15番(
福井康夫君) ただいま13番、
山口議員から
陳情第8号
沖縄戦戦没者の
遺骨等を含む土砂を
埋め立てに使用しないよう求める
意見書、この提出についての
委員会の審議の内容について
質疑がありました。御案内のとおり、
沖縄戦、
本土決戦ということで、戦われた戦争、20万人の方々が亡くなられ、そのうち8万人はこちら本土の方々、いわゆる
民間人と言われているこの
沖縄戦でございましたけれども、今、
辺野古基地の移設に、埋立てに、多量の土砂が要るということで、
沖縄本島南部、糸満市を中心とした、そうした
地域での土砂を
埋立用に使用しようかということで、まだ決定ではないんですが、そうした動きがございます。
それに対する
意見書提出という内容でございましたが、
委員から幾つか
意見が出ましたので、
報告をしたいと思いますが、まず1つは、この問題はメディアでも取り上げられた事案でございます。業者の
意見が出ていたが、遺骨を含む土砂は採取しませんという返事をしていた。
陳情者の
意見もよく分かるが、国側の
意見が不明確だと思っておるということで、片方だけからの情報だと判断しにくいんじゃないかと、こういう
意見でございます。
あるいは、ある
地域にこれだけの
人たちの遺骨があるということは、そういう土を使わないとどうやって判断するのか。公園内にある土を使わないのであれば分かるが、それで遺骨が入っていないという判断はできないと思う。沖縄だけではないが、沖縄の象徴として尊重していかないといけない、そういう
意見がございました。それから、こういうことが事実行われているんなら、もちろんあり得ないことだが、実態を我々は判断できないんだと。
業者サイドでは土は使わないとニュースで見たことがあるが、本当に実態は分からないというような御
意見がございました。
もう1点は、
地方自治法、この第99条の
意見書提出の要件に本当にこの件が該当するのだろうか。
当該自治体の公益ということが書かれている中で、この
陳情によって
意見書を提出することはどうなんだろうと悩んでいるというような
意見がございました。
それら
意見を踏まえて賛否を問いました。
委員会では、
賛成者2名、
反対者2名ということの結果でございます。いわゆる
可否同数でございました。そこで
委員長裁決ということで、
委員長が裁決したわけです。この際、申し上げておきます。
委員長から、私は戦後の歴史の中で伝統的にこういうことがないようにしてもらいたいと感じております。実際に遺骨が含まれるかどうかの確証ができないところですが、もしそのようなことがあれば使用しないという態度であってほしいという願いを込めて、
委員長により
陳情第8号は
採択としたいと、こういう結果でございます。以上です。
○13番(
山口博敬君) よく分かりました。ありがとうございました。
○
議長(
伊藤正三君) そのほかよろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
伊藤正三君)
質疑を終結することに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
伊藤正三君) 御
異議なしと認めます。よって、
質疑を終結いたしました。
日程第3
付議議案の討論・採決
○
議長(
伊藤正三君)
日程第3、
付議議案の討論・採決を行います。
初めに、
認定、
議案及び請願・
陳情について、一括して討論を求めます。
2人から討論の通告がありますので、順次発言を許します。
まず、10番
大津昌克議員。
○10番(
大津昌克君)(登壇) 私は、
陳情第9号
倉吉市
高校生等通学費助成事業に関する
陳情に対して、
委員長報告に反対の立場で討論を行います。
私は、本
陳情は
採択すべきと考えます。なぜならば、本
陳情は
高校生通学費助成事業に関し、2つの
項目を提示しています。まず、
1つ目は、各
高校の特色を踏まえた上で、
倉吉市
高校生等通学費助成事業における
対象校の
見直しをすること。そして、
2つ目は、
中部圏域の
高校を長く存続させるための策を市で検討し、県に提言することであり、その内容は、
倉吉市議会の意思にも同調するものであると考えるからです。
それは、
1つ目のことについてですが、既に
令和2年3月議会において、本
事業の
予算執行に当たっては、
通学費助成の
対象校を
中部地区の
高等学校に限定するのではなく、事情により県内の
中部地区以外の
高等学校等に
通学する場合も対象とされるよう検討されたいと
附帯決議をし、議会の意思を示したところであります。これは
対象校を逐次見直すこととして、今までに計4回にわたって
見直しをしてきた経過があります。
今回の
陳情では、
中部にはない
カリキュラムがあるとして、いま一度
見直してほしいとするものです。どうして
委員会は議会の
附帯決議に反して、本
陳情を不
採択とするのでしょうか。また、その
附帯決議のときに賛成の態度を取られた議員が、今回は不
採択に回られておりました。なぜ今回、反対するのか。それについての
意見、発言が全くありませんでした。不可解でなりません。
また、
委員長裁決の不
採択の
理由は、
中部の
高校を守るということを言われています。
陳情項目の2は、
中部圏域の
高校を長く存続させるための策を市で検討し、県に提言することで、まさに
中部の
高校を守るよう求めています。なぜ
委員会がこの
陳情を不
採択としたのか、全く理解ができません。
本
陳情は、市政始まって以来、初めて
高校生が提出した
陳情であると聞いています。その内容はしっかりとしており、非の打ちどころがありません。このような優秀な
高校生の勇気と行動力は、
倉吉市の明るい将来に大いに期待するものであります。このような常識的な
陳情が、なぜ不
採択なのか。このたびの説明では
理由が不明確、かつ不十分であります。
この
陳情は、多くの市民が
採択されることを期待しているんです。この
高校生は、同じ立場の生徒や保護者の当事者の一人として、市当局に市民の声を届けてほしいと言っているんです。市民の声を市政に届けるのが議員の役割じゃないんでしょうか。たった1人の声でも、どんなに小さな声であったとしても大事にするのが議員じゃないんでしょうか。
委員会の採決は市民側ではなく、執行部側に立ち、論点を外れた議論であり、審議不十分と言わざるを得ません。
したがって、私は市議
会議員として、市民の代表として、市民の声を市政に届けるため、本
陳情に賛成し、
採択すべきものと考えます。本
陳情を熟読され、本
陳情は何が求められているのか、その内容をよく御理解をいただいた上、議員各位の良識ある御判断を賜りますよう、よろしく
お願いいたします。以上、私の討論といたします。
○
議長(
伊藤正三君) 次に、3番佐藤博英議員に討論を許します。
佐藤議員。
○3番(佐藤博英君)(登壇) それでは、討論をいたします。今回は3点にわたって討論を行います。
まず、
陳情第7号
辺野古新
基地建設中止を求めているものであります。沖縄の民意、それはかつての翁長知事、あるいは玉城デニー知事が圧勝したことに表されております。大戦末期、捨て石にされ、県民4人に1人が命を落としました。その象徴がひめゆりの塔です。復帰後50年たちましたが、米軍関係者による婦女暴行、米軍機の爆音、墜落、暴行事件は続き、何も変わっていない、それが沖縄の実感であります。世界で類例のない屈辱的な日米地位協定によって、犯罪を犯した米兵は裁かれることなくアメリカ本土へ送り返されます。幾ら日米安保条約があっても許されないことではないでしょうか。
私は、この
陳情について、本土への移転も考えるべきなど、問題点もあることを承知の上、この
陳情は
趣旨採択すべきであると考えます。
次、請願第2号、私が紹介議員になっておりますけれども、米の輸入抑制や政府買取りを求め、市場価格の大暴落に対応するよう求めている請願であります。
委員長報告は、不
採択であります。しかし、私が今分かっているだけで、今年のJAの概算金、これは鳥取県も含んで、多くの県が出しております、1万円を切っている、品種によっては9,000円を切る、そういう状況にあります。昨年よりも2,000円以上下落しています。全国で金額でいえば2割以上下落しており、ここ鳥取県も例外ではありません。生産費は1俵1万5,000円と全農も言っております。
にもかかわらず、1俵1万円を切って、これで生産ができるでしょうか。国土保全、水害対策も含めて、昨年並みにすることが米を主食としている日本の政府がすべき対応であると考えます。これは
採択すべきであります。
最後になります。
陳情第9号であります。
高校生の
通学費助成についてであります。
高校1年生からの
陳情であり、
対象校を見直すべきであると訴えている内容で、私は当然の求めであると考えます。もともと県の
事業として出されたものであり、
高校通学に支障のないよう支援するもので、県の
高校生までの医療費無料化と同じように、子育て支援の一環であり、
対象校を絞っては意味がありません。少子化の中、私は
高校再編の問題とは性格が全く違う制度であると考えます。
この
陳情を
採択することを訴えまして、討論といたします。議員各位の賛同を心から
お願い申し上げまして、私の討論を終わります。
○
議長(
伊藤正三君) 討論を終結することに……。
○9番(竺原晶子君)(登壇)
高校生通学費助成についての賛成の
意見で討論したいと思います。
この
子どもたちが
通学費用を
理由に希望する学びを諦めることがないようにという支援と、この
事業はあるんですけども、親の経済力や職業による影響が非常に大きいと思っています。
東西部へ通うには早朝に家を出るので、親が車で送り迎えをしている状況をよく見かけます。親が早朝から仕事のため不在であったりする場合には、自分の力で
通学する必要があります。やはり親の支援がなかなか受けられなかったり、経済的に余裕がない生徒たちは、自分の力で
通学できるエリア、要は
中部の
高校を守るというところは、その経済的にも困っている、本当に学びたいと思っている生徒たちのためにも、
中部の学校を守る必要があると思います。
支援は
通学費だけではないというか、
通学費も大事なんですけど、本来そうやって
高校生を支援してあげたいとも思うんですけども、ヤングケアラーなど様々な課題がある現在、安易に選択すべきではないと思って、
委員長報告のほうの賛成なんですけども、経済的支援を必要とする方への
事業というものをきちんと私たちは協議していくべきだと思います。
ということで、賛成の
意見とさせていただきたいと思います。
○7番(
鳥飼幹男君)(登壇) それでは、
陳情第9号につきまして、
委員長として最終的に不
採択とさせていただきました。その
理由も含めて少し討論をさせていただきたいと思います。
この
陳情につきましては、本当に先ほどもありました、冒頭、教育長も、また各5名の
委員の皆さんも、
高校1年生の
陳情、お聞きをいたしますと、議会だより、これも非常に興味を持って読んでいる。また、市政に関心を寄せてくれている。本当にこうした
高校生がいるんだなということに改めて敬意を表したい。そして、
委員会に対してこうした理論的にもきちっとしたものを
陳情していただいた。このことに非常に真剣に向き合って議論をしてあげることが大事だということで、冒頭、皆さんから本当に高い評価をいただいて、この議論に入らせていただいております。
先ほどからありますけども、この
高校生の
通学費の
助成について、多くの市民が賛成をしている、こうした御
意見がるるありますけども、私も
委員会の冒頭で
地域住民の声を紹介させていただきました。これを皆さんに一度紹介をさせていただきたい、このように思います。これは
日本海新聞の「私の視点」に載っていた投稿の一部です。
先日、鳥取県立
高校の受験倍率を見て唖然とした。鳥取中央育英
高校、平成29年には創立110年になる光り輝く伝統ある育英の受験者数は定員の半分なのだ。足がすくんでしまった。学区制も変わり、また時世の流れも昔とは大いに異なる。昔はよかった、今はどうのといった懐古主義ではない。ただ、在校生の皆さんは輝かしい伝統校であるといった誇りを持ち続けてほしい。学校や在学生を責める気持ちはさらさらないが、今この現状をしっかりと認識し、改めて立て直しを図ってほしいと心の底より願うばかりである。育英魂の根底にある克己の精神をいま一度、関係者は思い起こし、育英の再起を図りたいものだ。失ったものを嘆くのではなく、残されたもので何ができるか、これを必死に模索し、行動化しなければならない。時は止まってくれないのだから。要約しますとこういう投稿でありました。
この中で、今の現状を認識して、改めて立て直しを図ってほしい、そして最後には残されたもので何ができるかを必死で模索し、行動化しなければ、時は止まってくれないと締めくくっておられます。今、本当に受験者数の減少、このままいけば
中部の
高校の統廃合、こういった現実がもう既に目の前に迫っている。こうした
危機感を持たれての投稿であると、私はこのように思っております。
そして、県の
通学費の
助成実施要綱、これを改めて読んでみますとね、こうあるんですよ。目的は、本
事業は、就学期の
子どもを抱える世帯の経済的負担の軽減を図り、もって教育の機会の均等を図ることで、
子どもたちが
通学費用を
理由に希望する学びを諦めることがないように支援することとともに、最後にもう一文ある。県内市町村における定住の維持及び移住の促進、並びに公共交通機関の維持に資することを目的とする。最後にこういう一文があるんです。いわゆるこの
事業は本来、定住の維持、先ほど申し上げましたけども、中山間
地域の人口の流出、こうした対策として始まった一面があるということを私たちは認識しなくちゃいけないと思います。
今日の
日本海新聞、特集に、若桜町の中山間
地域、苦悩、進む
高齢化、こうした記事が載っておりました。まさにこのとおりだと思います。
高校生の
通学費助成を全県に広げることは、
子どもたちが
中部圏域から流出していく。何が残るか。
地域にあっては担い手を失っていくんです。そして
過疎化はどんどん進んでいく。こうした状況をつくっていいんですか。今統廃合をやってないからいいじゃないかと、今の子に
通学費を
助成すれば。これからうちの孫もそうですよ。これから未来を担う
子どもたちが、そのときになって、10年後になったら
中部に
高校はなかった。そんな現状をつくっていいんですか。この投稿された方と一緒ですよ。時は止まってくれない。今何をすべきか。そのことを真剣に考えていかなければならないときだと私は思います。こんなときに、全県に
通学費の
助成を広げる、こんなことをやっては駄目だと、こういう思いであります。
それから、最近、近年の議論、もう1年以上聞いてきました。約1名の議員の一方的な
意見の主張です。先ほどね、論点が外れた
委員会だったみたいなことをおっしゃる。とんでもないことです。真剣に5人は議論しているのに。大体ね、1名の議員の方の今日までの議論、近年の議論は、もう本旨から外れて執行部批判に終始している。もう聞くに堪えない、最近の議論は。教育長はいつから政治家になったんだと、まるで政治家の判断だと。市長に対しては、独任制で巨大な権力者だと。そもそも自分の理論は通るはずがない、論理が正しいかは関係ないんだと。こんな理論を聞かされて、
高校生の
通学費助成の議論と全く違いますよ。こんなのを1年も聞かされてきました、私たちは。
いま一度、原点に返って、本当にこのままでいいのか。
中部で70人近い
子どもたちが出ていく、
倉吉市から。これを全県に広げるんですよ、
助成を。今本当に手を打たなければ、今申し上げた
高校の統廃合、そして先ほど申し上げた、本当にこれから続く
子どもたちの選択肢を奪うような
通学費助成はできません。以上を申し上げて、討論とさせていただきます。
○
議長(
伊藤正三君) 討論を終結することに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
伊藤正三君) 御
異議なしと認めます。よって、討論を終結いたしました。
これより採決に入ります。
まず、
認定第1号
令和2年度
倉吉市
一般会計歳入歳出決算の
認定についてから
認定第12号
令和2年度
倉吉市上北条財産区
特別会計歳入歳出決算の
認定についてまで計12件を一括して採決いたします。
以上、計12件の決算は
認定することに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
伊藤正三君) 御
異議なしと認めます。よって、
認定第1号から第12号までの計12件は
認定されました。
次に、
議案第61号
令和2年度
倉吉市
水道事業会計利益の処分及び決算の
認定について及び
議案第62号
令和2年度
倉吉市
下水道事業会計資本金の額の減少及び決算の
認定についての計2件を一括して採決いたします。
以上、計2件は、
原案のとおり可決及び
認定することに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
伊藤正三君) 御
異議なしと認めます。
よって、
議案第61号及び第62号の計2件は、
原案のとおり可決及び
認定されました。
次に、
議案第63号
令和3年度
倉吉市
一般会計補正予算(第7号)から
議案第72号 小
集落改良住宅、
市単独住宅、
都市再生住宅及び
特定公共賃貸住宅の
指定管理者の指定についてまで計10件を一括して採決いたします。
以上、計10件は、
原案のとおり決することに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
伊藤正三君) 御
異議なしと認めます。よって、
議案第63号から第72号までの計10件は、
原案のとおり可決されました。
次に、
議案第73号
功労表彰について採決いたします。
本案は、同意することに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
伊藤正三君) 御
異議なしと認めます。よって、
議案第73号は、同意されました。
これより請願・
陳情の
取扱いについてお諮りいたします。
まず、請願第2号
新型コロナ禍による
米危機の改善を求める
意見書提出について、起立により採決いたします。
なお、起立しない者は反対とみなします。
委員長報告は、不
採択であります。
本請願は、
委員長報告のとおり取り扱うことに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者 起立〕
○
議長(
伊藤正三君) 起立多数であります。よって、請願第2号は、
委員長報告のとおりの
取扱いとすることに決定いたしました。
次に、
陳情第7号
辺野古新
基地建設の
中止等を求める
意見書提出について、起立により採決いたします。
なお、起立しない者は反対とみなします。
委員長報告は、不
採択であります。
本
陳情は、
委員長報告のとおり取り扱うことに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者 起立〕
○
議長(
伊藤正三君) 起立多数であります。よって、
陳情第7号は、
委員長報告のとおりの
取扱いとすることに決定いたしました。
次に、
陳情第8号
沖縄戦戦没者の
遺骨等を含む土砂を埋立てに使用しないよう求める
意見書提出について、起立により採決いたします。
なお、起立しない者は反対とみなします。
委員長報告は、
採択であります。
本
陳情は、
委員長報告のとおり取り扱うことに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者 起立〕
○
議長(
伊藤正三君) 起立多数であります。よって、
陳情第8号は、
委員長報告のとおりの
取扱いとすることに決定いたしました。
次に、
陳情第9号
倉吉市
高校生等通学費助成事業に関する
陳情について、起立により採決いたします。
なお、起立しない者は反対とみなします。
委員長報告は、不
採択であります。
本
陳情は、
委員長報告のとおり取り扱うことに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者 起立〕
○
議長(
伊藤正三君)
可否同数であります。したがいまして、
地方自治法第116条の規定により、
議長において本
陳情の
委員長報告に対する可否を裁決いたします。
本案につきましては、
委員会決定を尊重いたし、
委員長報告のとおりとすることと裁決いたします。
ここで消毒及び換気のため、5分間休憩いたします。
午前11時45分 休憩
午前11時49分 再開
○
議長(
伊藤正三君) 再開いたします。
日程第4
追加議案の審議
○
議長(
伊藤正三君)
日程第4、
追加議案の審議を行います。
まず、市長提出
議案として、
議案第74号及び第75号を一括して議題といたします。
提案
理由の説明を求めます。
石田市長。
○市長(
石田耕太郎君)(登壇) それでは、ただいま上程されました諸
議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。
まず、
議案第74号 教育長の任命についてであります。
本市教育長である小椋博幸氏の任期が
令和3年10月2日をもって満了となります。その後任者について慎重に検討した結果、再度同氏を任命することが最適と考え、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づき、本議会の同意を求めるものであります。
なお、小椋氏の略歴は、お手元に配付している資料のとおりで、人格、識見とも秀でられ、かつ今日までの教育長としての実績にも定評のあるところです。
次に、
議案第75号 人権擁護
委員候補者の推薦についてであります。
本市区域の人権擁護
委員のうち、伊藤重明さん、石脇勝江さんの任期が
令和3年12月31日をもって満了となります。その後任
委員について慎重に検討した結果、再度両名を推薦することが最適と考え、人権擁護
委員法第6条第3項の規定に基づき、本議会の
意見を求めるものです。
なお、お二人の略歴は、お手元に配付している資料のとおりで、いずれも人格、識見とも秀でられ、かつ今日までの
委員としての実績にも評価のあるところです。
以上、今回提案しました諸
議案につきまして、その概要を御説明いたしました。よろしく御審議のほど
お願い申し上げます。
○
議長(
伊藤正三君) 続いて、
質疑を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
伊藤正三君)
質疑を終結することに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
伊藤正三君) 御
異議なしと認めます。よって、
質疑を終結いたしました。
お諮りいたします。
ただいま
質疑を終結した諸
議案は、
委員会付託を省略し、この際、討論、採決を行うことに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
伊藤正三君) 御
異議なしと認めます。よって、そのように進行いたします。
それでは、一括して討論を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
伊藤正三君) 討論を終結することに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
伊藤正三君) 御
異議なしと認めます。よって、討論を終結いたしました。
これより採決を行います。
議案第74号 教育長の任命について及び
議案第75号 人権擁護
委員候補者の推薦について、計2件を一括して採決いたします。
以上2件は、同意することに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
伊藤正三君) 御
異議なしと認めます。よって、
議案第74号及び第75号の計2件は、同意されました。
続いて、議会提出
議案として議会発議第6号から第8号までの計3件を一括して議題といたします。
まず、議会発議第6号及び第7号について、提案
理由の説明を求めます。
11番藤井隆弘議員。
○11番(藤井隆弘君)(登壇) 議会発議第6号の提案
理由を説明いたします。
倉吉市議会会議規則の一部改正についてであります。目的としましては、請願・
陳情の審査に当たり、所管の常任
委員会が提出者に趣旨説明の機会を設けることで、提出者の願意、願いを的確に把握し、
委員会審査の充実を図ることであります。過去の議会において住民から要請があり、本市議会の議会改革検討会で検討を重ね、議会運営
委員会で最終的に実施することを決定したものであります。
なお、この改正案の決定に際し、
倉吉市議会の一層の改革が進められるよう、議会基本条例の整備も視野に入れた取組を望む趣旨の
意見があったところでございます。
議員各位におかれましては、趣意に御賛同いただきますよう
お願いいたします。
続きまして、議会発議第7号についてでございます。コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める
意見書について提案
理由の説明をいたします。
新型コロナウイルス感染症の蔓延により、
地域経済にも大きな影響が及び、地方財政は来年度においても引き続き巨額の財源不足が避けられない厳しい状況に直面しております。地方自治体においては、コロナ禍への対応はもとより、
地域の防災・減災、雇用の確保、地球温暖化対策などの喫緊の課題に迫られているほか、医療介護、子育てをはじめとした社会保障関係経費や公共施設の老朽化対策費など、将来に向け増嵩する財政需要に見合う財源が求められます。その財源確保のため、地方税制の充実確保が強く望まれることから、本市議会は国において
令和4年度
地方税制改正に向け、お手元の
意見書の1から5までの事項を確実に実現されるよう、強く要望するものであります。
以上、
地方自治法第99条の規定により、
意見書を提出いたします。
令和3年9月15日。宛先は衆議院
議長、参議院
議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、総務大臣、財務大臣、経済産業大臣、経済再生担当大臣でございます。議員各位の賛同をいただきますよう、よろしく
お願いいたします。
○
議長(
伊藤正三君) 次に、議会発議第8号について、提案
理由の説明を求めます。
15番
福井康夫議員。
○15番(
福井康夫君)(登壇) 議会発議第8号
沖縄戦戦没者の
遺骨等を含む土砂を
埋め立てに使用しないよう求める
意見書について、提案
理由の説明をいたします。
沖縄戦では、一般住民を巻き込んだ悲惨な地上戦が行われ、多くの貴い命が失われました。糸満市をはじめ、
沖縄戦で犠牲を強いられた県民や命を落とした兵士の遺骨が多く残されており、戦後76年が経過した今でも戦没者の収骨が行われている状況でございます。このような中、
辺野古新
基地建設のため、さきの大戦で犠牲になった人々の遺骨が入った同
地域の土砂を海域埋立てに使用することは、人道上許されることではありません。よって、本市議会は国会及び政府に対し、次の事項の速やかなる実現を強く求めるものであります。
まず1つ、悲惨な
沖縄戦の戦没者の
遺骨等が混入した土砂を埋立てに使用しないこと、2つ、日本で唯一住民を巻き込んだ熾烈な地上戦があった沖縄の事情を鑑み、戦没者の遺骨収集の推進に関する法律により日本政府が主体となって戦没者の遺骨収集を実施することということでございます。
以上、
地方自治法第99条の規定により、
意見書を提出するものでございます。宛先は内閣総理大臣ほか、お手元の
意見書のとおりでございます。議員各位の御賛同を何とぞよろしく
お願い申し上げます。
○
議長(
伊藤正三君) 続いて、議会発議第6号から第8号までの計3件を一括して
質疑を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
伊藤正三君)
質疑を終結することに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
伊藤正三君) 御
異議なしと認めます。よって、
質疑を終結いたしました。
お諮りいたします。
ただいま
質疑を終結した計3件の議会発議は、
委員会付託を省略し、この際、討論、採決を行うことに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
伊藤正三君) 御
異議なしと認めます。よって、そのように進行いたします。
それでは、一括して討論を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
伊藤正三君) 討論を終結することに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
伊藤正三君) 御
異議なしと認めます。よって、討論を終結いたしました。
これより採決を行います。
議会発議第6号
倉吉市議会会議規則の一部改正についてから議会発議第8号
沖縄戦戦没者の
遺骨等を含む土砂を
埋め立てに使用しないよう求める
意見書提出についてまで計3件を一括して採決いたします。
以上3件は、
原案のとおり決することに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
伊藤正三君) 御
異議なしと認めます。よって、議会発議第6号から第8号までの計3件は、
原案のとおり可決されました。
日程第5
特別委員会の
最終報告
○
議長(
伊藤正三君)
日程第5、
特別委員会の
最終報告を行います。
まず、
県立美術館整備推進調査特別委員会委員長から
最終報告の申出がありますので、ここで許可いたします。
16番
福谷直美議員。
○16番(
福谷直美君)(登壇) それでは、
県立美術館整備推進調査特別委員会の
最終報告をいたします。
本
委員会は、
令和2年3月
定例会において設置され、整備予定の県立美術館を活かして
地域を活性化させるため、1つ、教育・文化・伝統・芸術に関すること、2つ、周辺施設の連携、活用及び整備に関すること、3、社会基盤の整備及び
地域住民の安全確保に関すること、4、県及び関係団体と調整、連携を図ること、以上4点について調査、検討することを目的として設置されたものであります。
令和2年3月25日の第1回
委員会を皮切りに、現在まで8回の
委員会と3回の
委員会協議会を開催いたしました。時には鳥取県教育
委員会美術館整備局及び鳥取県立美術館パートナーズ株式会社の方に参考人として出席を求め、また、史跡大御堂廃寺跡、リス舎跡地等の現地視察を行うなど、精力的に調査、検討したところであります。
その中でも、県立美術館と共に歩む
中部地区の集い協議会の部会を構成する
倉吉青年
会議所、
倉吉商工
会議所青年部、鳥取県
中部中小企業青年中央会、それから、とっとり県美応援団などとの
意見交換会、さらには美術館周辺環境の整備、史跡大御堂廃寺整備基本計画の内容及び周辺インフラ整備について重点的に取り扱いました。
調査の結果、執行当局においては
中部地区の集い協議会の構成団体となり、並びに庁内プロジェクトチームを設置するなどして、計画に沿って
事業を進めていることが確認されたところであります。
委員からは、新しいスポットとして期待を寄せる一方、市民による、市民のための
事業、
地域経済に寄与したものであってほしいという思いが述べられたところであります。
直近の9月13日に開催した
委員会では、総括として次のとおり本
委員会の提言をまとめました。1つ、美術館に関する社会基盤をはじめ、リス舎跡地、集いの広場などの整備に当たっては、市民及び地元団体と連携を図りながら、安全で魅力ある公共空間として活用されるよう推進されること。2つ、史跡大御堂廃寺跡については、歴史・文化拠点として整備しながら、芸術の振興拠点である美術館との相乗効果を上げていくよう努めつつ、市民生活交流拠点として市民及び地元団体に十分な周知を行い、調整を図りながら共通認識をもって推進されること。
以上が設置されてから1年6か月あまりの間、本
委員会が調査、検討をする中で得た成果であります。今後、執行当局におかれましてはこれらのことを留意の上、行政に当たられたく提言いたします。
以上、簡単でありますが、
県立美術館整備推進調査特別委員会の
最終報告といたします。お世話になりました。
○
議長(
伊藤正三君) ただいまの
委員長報告を
最終報告と認め、ここに
県立美術館整備推進調査特別委員会の調査終了を宣言いたします。
続いて、ただいまの
報告に対する
質疑を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
伊藤正三君)
質疑を終結することに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
伊藤正三君) 御
異議なしと認めます。よって、
質疑を終結いたしました。
次に、
中心市街地活性化調査特別委員会委員長から
最終報告の申出がありますので、ここで許可いたします。
14番坂井徹議員。
○14番(坂井 徹君)(登壇)
中心市街地活性化調査特別委員会の
最終報告をいたします。
当
委員会は、
令和2年3月
定例会において設置され、1、第2期
倉吉市中心市街地活性化基本計画に関すること、2、観光振興・商業活性化に関すること、3、
倉吉市役所第2庁舎の整備、活性化に関すること、以上3点の調査を付託されたものであります。
令和2年3月25日の第1回
委員会を皮切りに、本日まで計5回の
委員会と2回の
委員会協議会を開催いたしました。調査に当たって、時には民間団体の方とも
意見交換を行い、さらには株式会社グッドスマイルカンパニーの楽月工場の現地視察を行うなど、官民連携の実態把握に努めながら精力的に調査を行ってきたところであります。
本市においても新型コロナウイルス感染拡大の影響を多大に受けており、本
特別委員会の所管でもある観光振興の面から言えば、特に内外の人の移動制限により観光業が低迷し、出口が見えていません。また、観光需要の減少の大きな要因として、旧
倉吉市国民宿舎グリーンスコーレせきがねの閉館があり、その再生は本市の喫緊の課題となっております。
執行部としても新型コロナウイルスによりインバウンドの回復が見込めない中、当面は国内需要を喚起するため、歴史的な観光資源の活用を図りながら、フィギュアや「ひなビタ♪」のコアなファンや近隣県からの観光誘致を促進し、さらには市内消費の拡大へシフトする必要があるとの認識に立って
事業展開を図っている状況にあります。そのため、打吹回廊のさらなるにぎわいづくりを含めた商店街の活性化は不可欠であります。コロナ禍で活動が制約を受ける中、多くの積み残し案件もありますが、今後は中心市街地活性化協議会等とも連携を取り、市民と協働したまちづくりが求められます。
そして、かねてから課題とされている観光客の周遊化、滞在時間の延長を図るとともに、
地域住民の移動手段の利便性向上のためグリーンスローモビリティーの導入については大変期待されるところです。
今後、新型コロナウイルスの影響がどこまで続くのか不透明ですが、ウィズコロナ時代における中心市街地の活性化策としての観光振興・商業活性化について、これまでの常識にとらわれない新しい取組が期待されます。
本
特別委員会の総括としては、さきに触れました旧
倉吉市国民宿舎グリーンスコーレせきがねの再生を主軸として、関金エリアの様々な観光資源の活用を図るとともに、レトロ&クールのまちづくりを強力に推し進め、
倉吉市全体の
持続的発展を強く望み、その実現に向けた取組を執行当局に期待するものであります。